プリント布テープで電線をしっかり固定

その他のテープについても調べています

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傘ラジオの電線の固定に用いるセロテープ。時間が経つと、剥がれたり、べたべたになったり、逆に硬くなってパリパリと崩れてしまうこともあります。畳んでしまっておいても、次に広げると悲惨なことになっていることもしばしば。

傘ラジオは元々教材として割り切って考案したものです。ですから、作ってみてラジオ放送が聞こえ、なぜだろう?なるほど!面白い!というような一通りの感動と興味が得られれば、使命の大半は果たしたと考えていたのです。

ですが、せっかく作ったんだからちゃんと保管しておきたい、という声も聞かれるようになりました。セロテープではなくガムテープを使えば長期間形が崩れないのはわかっていましたが、見栄えが悪いのでホームページで取り上げることはしてきませんでした。

プリント布テープ(クリックで拡大)

今回、紹介するのはダイソーで見つけたプリント布テープです。

この他にも、いろいろな柄のテープが用意されています。注意する点は、長さが1mですので、4等分して更に真中で半分にし、25cmのテープ8本にしなければいけないということです。テープの柄によっては、分断すると見栄えが悪くなるのもあります。その辺はいろいろ試してみてください。

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傘に貼るとこんな感じです。

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布のテープですから、素材が柔らかいので、電線の形に沿って貼ることができます。

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その結果、傘のビニールに貼り付いている粘着面の面積が多くなっています。傘の生地はPOE(ポリオキシエチレン)です。

この写真は、テープを貼って約3週間後の状態です。セロテープですと、後で示しますが、3週間でも剥がれかけてきます。

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セロテープでは傘の骨の両側に貼っていました。プリント布テープは100円で8箇所分しか準備できないので、骨の片側だけに貼っています。ですが、しっかり貼り付いているので、これでも十分です。全く問題ありません。

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見栄えはさておき、他の粘着テープではどうなるかも試してみました。貼ってから3週間後の状態を以下に比較してみましょう。

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ダイソーで見つけた「取り扱い注意」と印刷されたテープです。これには2種類あって、素材が紙のものとOPP(延伸ポリプロピレン)のものがあります。これはOPPです。

OPPのフィルムがとても薄いので、電線の固定状態は非常によく、剥がれがほとんどありません。格好を気にしなければ、この中では一番良いと思います。

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無茶を承知で試してみたメンディングテープです。ところどころ付いている部分もありますが、ほとんど剥がれていると言っていい状態です。

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ダイソーで買ったカラー紙テープです。紙が厚いのと粘着力が弱いため、電線と電線の間は完全に浮いてしまってます。

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セロテープです。セロテープは粘着テープの中では薄いほうですので、比較的頑張って貼り付いていますが、幅が短いせいで電線間は剥がれてきてしまいます。

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いわゆる布テープ(ガムテープ)です。これはテープの厚みはありますが、比較的電線に沿って貼り付くのと粘着力が高いので、しっかり貼り付いています。

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クラフトテープです。これもテープは厚いのですが、粘着力が高いので傘の生地が延ばされた形で貼り付き、その状態を保っています。

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ダイソーで買った色違いのカラー紙テープです。紙が厚いのと粘着力が弱いため、あちこち剥がれ始めています。

以前、OPPの粘着テープであっても、厚みがあるのは剥がれてしまったという経験があります。それも考慮すると次のようにまとめられます。