メロディカードのセラミック振動子を取り出して傘ラジオのイヤホン代わりに使うU


メロディカードに使われているセラミック発音体を使って傘ラジオ用のイヤホンを作ります。
今回は、電線も日用品にしてみようということで、アルミホイルとセロテープを使ってみました。



まずイヤホンの接続コードをアルミホイルで作りましょう。

アルミホイルに長さ1mのセロテープを貼り、セロテープと共に同じ幅に切り取ります。ただし両端にはアルミだけの部分を5cmほど残しておきます。


上記アルミテープを半分の幅に切り分けます。これは2本の電線として使います。
アルミホイルがむき出しになっている側に1mのセロテープを貼り、左図のように両側を折り曲げて、アルミをセロテープで覆ってしまいます。


アルミテープの両端はアルミホイルがむき出しになっていて切れやすいので、セロテープの被覆の側に折り返して巻き付けホチキスで固定しておきます。


2本とも同じように加工します。出来上がった2本を、先端のアルミ部分が重ならないようずらして重ね合わせ、セロテープで留めて1本のテープにします。

これでアルミテープ電線が完成しました。


次にセラミックイヤホンを作りましょう。

ペットボトルのキャップを用意し、セラミック発音体のリード線を通すための穴を空けておきます。
次に、セラミック発音体をはめ込むときの為に、ペットボトルキャップの周囲に深さ3mmほどの切り込みを入れておきます。切れ込みは4〜8箇所必要です。

セラミック発音体のリード線の被覆は先に剥いておきましょう。
ペットボトルキャップの穴にリード線を通してから、セラミック発音体をはめ込みます。 外れやすい場合は、瞬間接着剤を付けておきましょう。


セラミック発音体のリード線とアルミテープ電線を接続します。
アルミテープの端に留めたホチキスの隙間にリード線を通し、ペンチなどで潰し圧着します。ここにセロテープを貼り他の部分と接触しないようにします。
2箇所とも接続したら、アルミテープをペットボトルキャップにセロテープで固定します。


プラスチック製の鉛筆キャップを用意します。これはボールペンのキャップや軸などでもかまいません。 ここで使用したものは先端に都合良く穴が空いていました。先端が閉じている場合は穴を空けておく必要があります。
その鉛筆キャップの先端2cm程度を切り取っておきます。切り口が凸凹でざらざらしていますので、ライターの炎に近づけ柔らかくなったところで平らな面に押しつけます。こうすると切り口が平らになると共に接着面積が確保できます。


鉛筆キャップをセラミック発振子の穴の位置に合わせ、瞬間接着剤で固定します。

日用品を材料にしたセラミックイヤホンが完成しました。



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