東京高専電子工学科 小池・阿津研究室

くぬぎだ祭恒例電子工作教室(H18年度)

今年も大盛況でした。ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました。
また、キット売り切れが予想よりも早く、大変申し訳ありませんでした。
また来年、頑張りますのでよろしくお願い致します。



日 時:平成18年11月4日(土)、11月5日(日)(くぬぎだ祭開催日)
      9:30〜16:00
場 所:東京高専 第3棟2階 回路系実験室





電子工学科小池・阿津研究室では電子回路によるものづくりをベースに研究を行っています。研究の前半はウォーミングアップということで回路や製作技法の基礎勉強が中心です。
くぬぎだ祭ではその成果を試すため、「電子工作キット販売」&「電子工作教室」を実施しています。これは、研究室の学生が中心となって電子工作キットを販売し、その場で製作指導するというものです。扱うキットは学生が設計し、材料費も学生たちで負担しています。売れなければ自腹という厳しいルールで頑張っています。くぬぎだ祭にお越しの際は是非お立ち寄りください。

一昨年はその様子が@niftyデイリーポータルZで紹介されました。
★2004年11月5日付けコネタ238「携帯電子ゲームを手作りで」

今年度の電子工作キット
キットはお買い上げ頂いた後、学生による指導のもと製作して頂きます。完璧に動作する状態まで仕上げてからのお持ち帰りとなります。


ブラックボックス

MDや携帯音楽ツールのイヤホンと本体の間につないでボーカルだけを消しちゃおうというものです。曲によってはホントに良く消えてくれます。手軽にカラオケ気分が味わえます。

「ブラックボックス」 (←仮称「小さなカラオケマシーン」だったもの)
これは、今年の新作です。このイベントでは、小中学生の参加が非常に多いので、「簡単で安い物」をといつも言っているのですが、毎年ついつい力が入ってしまうようです。その意味では、これは久々に原点に忠実なものの登場と言えます。


「BBアダプタ」 (←仮称「カラオケマシーンアダプタ」だったもの)
上のブラックボックス、ヘッドホンやステレオイヤホンを使う分には何も問題はないのですが、アンプをつないでスピーカで鳴らすときはノイズが入ってしまいます。そのような場合はこちらのBBアダプタもお求め下さい。



カップラーメンタイマー

お湯を注いだカップメンの上に置くと熱を検知して自動的にタイマースタート。3分たつとメロディが鳴ります。

「カップラーメンタイマー」 
2004年に登場したキットです。
昨年から、ケースを大きくして単4電池2本に変更しました。昨年の試作機の電池が今もまだ使えています。とても実用的です。
写真は昨年度のサンプルと今年度の試作途中のもの。使用部品や基板レイアウトは変更になることがあります。


タイマーライト

スイッチを一回押すと約30秒だけ光るLEDライトです。

「タイマーライト」
2000年にこのイベントを始めたときからずっと生き残っている息の長いキットです。 小学生から電子工作未経験の大人(実際におばあちゃんも挑戦したことがある)まで幅広い人気のキットです。
写真は昨年度のサンプル。使用部品や基板レイアウトは変更になることがあります。


その他、簡単な電子ゲーム機(数種類)

ゲーム機で有名なN堂に就職した研究室OBの学生時代の作品「デジタルアタック」や現役4年生の作品をキット化。

「デジアタ・アドバンス」 
写真は昨年度の「デジタルアタック」のサンプル。右上が2004年に登場したときのスタイル。右下は2005年に作りやすさ優先で実装形態を変えたときのサンプル。左は今年度の試作品です。ICの削減、プログラムの変更がありましたので「デジアタ・アドバンス」と改名しました。

LEDの光が上から降りてきます。一番下の緑のLEDの所に来たときにボタンスイッチを押すと1点加算されます。光が降りてくるときピッピッピッと音が鳴ります。ボタンの押し間違えやフライングは得点が零点にリセットされます。また、光の流れる速度がランダムに変わるのでなかなか手強いゲームです。1ゲーム40点です。今年から40点をクリアすると点滅スピードが早くなるモードが付きました。最高のレベル8はまだ誰もクリアできていません。



電子工学科の4年生の科目に「プロジェクト演習」という科目があり、学生はPICマイコンのプログラミングや回路技術について学習しています。この科目では期末に自由課題が設定されます。今年度は優秀作品をキット化することにしました。

この写真はオセロゲームを電子的に実現した作品で、大変良く出来ているのでキット化することになりました。


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